freee会計の個人事業主向けプランには「スタータープラン」「スタンダードプラン」「プレミアムプラン」の3種類があります。プラン名だけでは違いが分かりにくいため、本記事ではfreee公式の案内にもとづき、どのプランでどこまでの機能・サポートが使えるかを整理します。

3プランの位置づけ

freeeヘルプセンターの案内によれば、個人事業主向けの3プランは次のように積み上げ式の構成になっています。

  • スタータープラン: 確定申告に必要な基本機能を備えた入門プラン
  • スタンダードプラン: スタータープランの全機能に加え、消費税申告関連の機能とサポートの優先対応が付く
  • プレミアムプラン: スタンダードプランの全機能に加え、電話サポートや税務調査サポートなどが付く上位プラン

つまり、上位プランは下位プランの機能を含んだ上で、サポート範囲や対応できる申告業務が広がっていく関係にあります。

機能面で最も大きな違い:消費税申告への対応

freee公式の案内によれば、消費税申告に関する機能はスタンダードプラン以上が対象で、スタータープランには含まれません。日々の取引登録から消費税額を自動計算し、消費税申告書を作成する機能を使うには、スタンダードプラン以上への加入が必要です。

インボイス制度の登録などによって新たに消費税の課税事業者になった個人事業主向けには、「消費税申告ライト」という機能も案内されています。自分が消費税の申告義務を負う課税事業者に該当するかどうかは、国税庁 No.6501「納税義務の免除」で示されている基準期間・特定期間の課税売上高等の要件にもとづいて判定されるため、契約プランを選ぶ前に自身の事業が課税事業者に該当するかを確認しておくことが必要です。

サポート面の違い

freee公式の案内によれば、サポート面では以下のような違いがあります。

項目スタータープランスタンダードプランプレミアムプラン
確定申告書の作成対応対応対応
消費税申告非対応対応対応
チャット・メールサポート通常対応優先対応優先対応
電話サポートなしなし専任オペレーターによる対応あり
税務調査サポートなしなし税理士紹介・サポート付帯
他社ソフトからのデータ移行代行なしなし代行あり

スタンダードプラン・プレミアムプランでは、問い合わせが混雑する確定申告時期でもチャットサポートが優先的につながる仕組みが案内されています。プレミアムプランではこれに加えて、電話での個別サポートや、税務調査が入った際に専任の税理士を紹介してもらえるサポートが付帯します。

支払い方式の違い

freee公式の料金ページによれば、スタータープラン・スタンダードプランは月額払い・年額払いのいずれかを選べますが、プレミアムプランは年額払いのみでの提供です。年額払いを選ぶと月額払いに比べて割安になる料金体系になっています。具体的な金額は改定される場合があるため、契約前に公式の料金ページで最新の金額を確認する必要があります。

プラン変更について

freeeヘルプセンターでは、契約後にプランをアップグレード・ダウングレードする手続きも案内されています。まずはスタータープランで基本機能を試し、消費税の申告が必要になったタイミングでスタンダードプラン以上に切り替える、といった使い方も可能です。具体的な変更手順や適用タイミングは、freeeヘルプセンターのページで確認してください。

消費税申告の要否は契約プランを選ぶ前に確認する

繰り返しになりますが、消費税申告に対応したプランが必要かどうかは、自分がその年に消費税の課税事業者に該当するかどうかで決まります。インボイス発行事業者の登録を受けている場合や、基準期間の課税売上高が一定額を超える場合などが対象になる点は、国税庁の公開情報で確認できます。消費税の課税事業者・免税事業者の判定基準の全体像は消費税の課税事業者と免税事業者の判定基準 で整理しています。

関連記事

まとめ

freee会計の個人事業主向けプランは、スタータープラン(基本機能)、スタンダードプラン(消費税申告対応・優先サポート)、プレミアムプラン(電話サポート・税務調査サポート等)の3段階で構成されています。消費税の課税事業者に該当する場合はスタンダードプラン以上が必要になる点が、プラン選定における実務上の分かれ目になります。料金・サポート内容は変更される可能性があるため、契約前に公式サイトの最新情報を確認してください。

なお、本記事はfreee公式の公開情報を整理したものであり、自身が消費税の課税事業者に該当するかどうかの個別の判断については、税務署または税理士等の専門家にご相談ください。